美味しいお米にはワケがある
令和の米騒動ともいうべき、由々しき事態に陥っている昨今。
皆さんはどんなお米が好きですか?
モチモチ食感が好きな方。
さっぱりした食感が好きな方。
好みは人それぞれですね。
さて、このお米。
長い年月をかけて品種改良されてきました。

モチモチした食感が特徴のコシヒカリ。
実は品種改良される際に、もち米を交配しています。
なのであのモチモチした食感が得られるわけです。
ところがもち米と交配してあるため、胃もたれしたり、アレルギーになったりする方も。
血糖値も上がりやすくなるそうです。

自然栽培を行っている私たちの畑の師匠・タンポポ農園の本多さんは「ササシグレ」を育てています。
ササニシキの父で、うるち米のみを使用した品種です。
タンポポ農園・Instagram
https://www.instagram.com/tanpopofarm.jp/p/CdzPS-EP4cs
ササシグレは昭和27年に命名登録され、推奨品種として東北や群馬などでも栽培されていました。
戦後復興のお腹を満たしてきた品種なのです。
ところが現在、このササシグレは未検査米として出荷されています。
なぜなら、検査を受けるには
・県の推奨品種であること
・JAや種苗メーカーなどから購入した種及び苗であること
が求められ、条件に当てはまらない自家採取をしたお米は「未検査米」と表示することが法律で定められているからです。

師匠のところでお米づくりをした時に、おにぎりや鯛めしでササシグレを頂きましたが、さっぱりした食感と、お米一粒一粒がしっかりしていて、とても美味しかったです。
このお釜を使って、炭で炊いたのもさらに美味しさUPの秘訣となりました。
無肥料・無農薬でお米を育てるのは、草取りがとても重要で、とても大変な仕事です。
安心・安全は、誰のためでしょうか?
そして米作りをする農家さんを守るために法律ができているのか、疑問を感じています。