畑で育てるお米知ってますか?
昨日、畑で育てるお米「陸稲(おかぼ)」の見学に行きました。
私たちの畑の師匠・タンポポ農園の本多さんに、陸稲をやっている中澤さんを紹介していただき、種まきをしたばかりの畑を案内してもらいました。
タンポポ農園
http://tanpopofarm.jp/
中澤さんの陸稲

無農薬栽培で一番大変なのが「草取り」
私も水田で稲作をしたことがありますが、夏の草取りが本当に大変なんです。
中澤さんのところでは、株間に防草シートを敷いていました。
以前は機械を入れられるように、株間を90cmにしたそうですが、結局は手で抜く必要があったとのこと。
そこで株間を50cmにしたそうです。
幾分、草取りが楽になったとか。

中澤さんのところでは、他にも陸稲と水田とお米を育てているそうです。
もう一つの陸稲は、元が水田。
雨が降ると水が抜けず、他の野菜は根腐れしてしまったそうです。
陸稲にしたら、稲が水が多いほど喜ぶそうで、陸稲は大成功。
水はけの良い土地でも育てられるそうで、宮古島でも挑戦しているそうです。
注意点としては「連作をしない」
中澤さんのところでは「今年は陸稲」「来年は蕎麦」と交互に育てているそうです。


昨年の収穫量は、1反で3〜4俵。
今年は株間を狭くしたので、5俵収穫できるかもとお話しされていました。
お米の品種は「ハッピーヒル」
自然農法の先駆者「福岡正信氏」が、ミャンマーの稲と日本の在来種の稲を交配して作った新品種。
このハッピーヒルで作ったお酒を「土田酒造」で販売しているそうです。
土田酒造 シン・ツチダ ハッピーヒル
https://cart.homare.biz/i/S0167

中澤さんのところでは、このお酒を作った搾りかす(酒粕)を肥料にしているそうです。
里芋で試したところ、甘くなったとか。
酒粕と水を容器に入れ、その液を畑に撒いているそうです。
何ひとつ無駄にしない。
素晴らしい試みだと思います。
長くなりましたので、今回はこの辺で。
次回は「無農薬の恩恵」について綴ろうと思います。
ではまた。